茨城大学学園祭 第62回茨苑祭 公開講座(ご報告)

第62回茨城大学学園祭(茨苑祭)にて公開講座を開きました。

2011年11月12日(土)13:00〜14:00 共通教育棟22番教室
「被災者が経験した福島第一原発事故

ゲスト・スピーカー 
 石川真由美さん(ホープいばらき)
 川又啓蔵(南相馬市出身、茨城大学大学院生)

石川さんは、災害直後から茨城県南で被災者支援にあたってこられました。その後、ホープいばらきのボランティアとしても県内各地をまわり被災者・避難者と交流を持たれています。そのなかで感じられていること、聞いたことを率直にお話いただきました。「みなさん前向きに生活されようとしている。あまり気負わずに声をかけていきたい」と。
川又さんは、南相馬市「鹿島印刷」の経営者、ラジオ福島のレポーター、茨城大学大学院生という3足の草鞋をはくパワフルな「被災者」。ご本人いわく、ご自身の傷は軽微であると。福島、茨城の各地域で出会ってこられた、新しい環境への「適応」を強制される子供たち。汚染状況による地域間の分断もありますが、世代間の意識の差によって表面化する地域内の分断。重い課題をお話いただきました。(原口)