報告 10月28日「支援法」セミナー開催(無事終了)

SAFLANから講師(福田健治氏)をお招きして開催した「原発事故子ども被災者支援法」セミナーは無事、10月28日に終了しました。皆様にご協力いただきましてありがとうございました。特に託児を担当してくださった皆さま、心より感謝申し上げます。

福島被災者を対象とした午前の部には、10組(26人)を含めて58人の参加を頂きました。
福田氏の「支援法」についての説明を聞き、質疑応答の後は、5人程度のグループに分かれてワークショップ。それぞれ、自分の意見・要望を言い、それに参加者がコメント・感想をお互いに交わしながら議論は白熱。終了時間になっても終わる気配もなく、最後のまとめの時間はとらず、それぞれのグループごとの意見交換を深めていただきました。
セミナーで皆さんから提出された要望項目は、「要望書リスト」としてまとめ、11月16日に開催された「原発事故子ども・被災者支援法」の市民側の窓口となっている「市民会議」に、FnnnP首都圏の堀さん、黒川さんを通じて提出いたしました。

ちなみに茨城県民を対象とした午後の部にも、北茨城市から県南の各地域、さらには千葉県からもご参加いただき80名の参加。国会議員2名、市町村議員2名、3市町村4名を含み、茨城県においても、市民だけではなく行政関係者にも関心を持っていただいていることを確認しました。
セミナーの様子は、「朝日新聞」「毎日新聞」「読売新聞」「茨城新聞」の各紙にて報道頂きました。
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20121029ddlk08040099000c.html

ご参考までに「午前の部:うつくしまtime」にご参加された方の感想をご紹介します。

≪ママ声〜セミナー参加者より≫
・「原発事故子ども被災者支援法」というのは、被災者自身が声をあげていかなきゃいけないというか、声を上げられる法律だと分った。心配に思っている事をどんどんだして、さらに良い法律になるように。
・今回、このような集まりを開いてひただいてありがとうございました。状況はまた変わりますので、機会があったらまた開いて頂きたいと思います。お願いします。
原発ADRを使って請求という話が挙がったが、我が家もADRを使っているところですが、だいぶ時間がかかり歯がゆい思いです。2月か3月に申し込みをしたが、10月も終わるというのに、いまだ何の返答もない。そのうえ報酬金を支払うというのは、今さらだがどうなのか?と思う。直接、請求の方が良かったのか?と思ったりもする。どちらがメリットが多いのか・・
・さまざまな感想や意見を聞けて、悩んでいるのは自分だけではないと思いました。
・大変、有意義な集いでした。また、よろしくお願いいたします。
・補償の道のりは遠いなあとつくづく思いました。
・自分と違う意見をもった方のお話が聞けて、そういう考えもあるんだなあとすごく思いました。
・とても参考になりました。より具体的にもっと積極的に子ども達のために伝えていきたい。問題は終わらない。苦しみも終わらない。チェルノブイリ、東海、広島、長崎の人たちのその後の経過を知りたい。参考になる部分がたくさんあると思うので、大勢話を集めて話を聞く機会があればよいと思う。政策調査官(復興庁)の人にも来てもらい、訴えを直接聞いてもらいたい。⇒12/4 「支援法」ラウンドテーブルの実現に!